2008年01月25日

ケイマルさんみーつけた

kejmarclarino.gif親友であるケイマルさんの録音を見つけるライフワーク。

「こんなの見つけた」と当の本人に言って「マニアック!!」とか「このときは・・・・」という昔話を聞くのが楽しくて堪らない。

さて今回は、チェコの18世紀の作品。
ヴァーツラフ・ヤン・コプジィヴァ作曲「田園ミサ」

タイトルの一般的な日本語訳は無いだろうし、そもそもこの作曲家が日本で紹介されているとは思えない。
スプラフォンが18世紀のチェコ作品集なるCDを発売したその中にひっそりと入っているのである。

この私だって偉そうに言いつつこの作曲家を知らない。
1708生で1789没だからテレマンより新しくて、レオポルト・モーツァルトよりは古いことになる。そんな時代にもちゃんとチェコには作曲家がいた。だから他国の作品なんて取り上げている暇はない。当然ながら自分の国の古い作品を演奏することに熱心である。
とても素晴らしいことではないか!!

前置きこれくらい。
この曲でクラリーノをケイマルさんがとても格好良く吹きまくっているのである。出てくる音は、ドミソくらい。その素晴らしい事!!!

18世紀の伝統的なスタイルで書かれているし、チェコ的な曲なのかと訊かれると、そんな民族的な要素は無いとしか言いようが無い。
それでもどこかボヘミア的な、「空気」を感じるのである。それが何なのかわからないけど、あの国の「空気感」としか言いようが無い。

そんな曲のいろんな「ド・ミ・ソ」を楽しそうに吹きまくるケイマルさんは、とても素敵だ。
posted by CZ-Pivo at 00:12| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

バーンスタイン

ニューヨークフィル制作のバーンスタイン記念ボックスCD。

ずっと欲しいと思っていた。
なんせバーンスタインは、大好きな指揮者である。
音楽がとても素晴らしいし、指揮姿が絵になり格好よい。
そんな愛すべきレニーの普通に録音されていない曲ばかりを集めたライブ録音CDである。
ブルックナー交響曲第6番、ワーグナーほかアメリカの作品から現代音楽まで広範囲に網羅している。
バーンスタインの違う音楽の側面を知るには十分すぎるものだと思う。
そんな素晴らしいCDボックスであるが値段が呆れるほど高い。
現地価格は195ドル←これは普通だけど、送料入れたらねぇ
それが日本の店頭価格約¥40000。

この価格構成ってどうなっているのだ?と思いつつ・・・
やっぱり高いのである。
そりゃ10枚組だしね。

今までずっと買うのに躊躇していた。それは繰り返すけど高いからである。
もし結婚してこんなものを買って帰った暁には
「何無駄遣いしているんだ!!!」
と怒号と共に殴る蹴るの暴行を受けるような人とは結婚することないけど、普通に疑問を呈される可能性について否定するつもりはない。
1人だって、これを買うことに、とても躊躇するし、買う理由について大いに考える必要があることは自分でも承知している。

でもそんな高価なものが、¥20000だったらどうだろうか?
CD10枚で¥20000である。

これなら正統な理由として成り立つのではないかと思う。

もう言い訳はやめよう。
要するに¥20000しなかったらから、買った。

値段と比較にならないくらい、充実した内容にただただ驚く。
さすがにアメリカのライブ録音なのであまり音質に期待してはいけない。
録音技術は、やっぱりドイツほかヨーロッパが上だと思う。

それをあまりある音楽がここにある。
それでも高い¥20000であるが、とても満足だ。
そして資料がとても充実している。
バーンスタインとニューヨークフィルの全演奏会記録まで存在する。
ここまでやってくれた文句はない。箱の3分の1は記録冊子である。
そしてほとんどの録音にトランペットのウィリアム・ヴァッキアーノ氏が参加している。
これもヴァッキアーノ氏の音を愛してやまない僕には宝である。
ファーガソンをソリストに迎えた曲まである。

プラハで買ったCDもたくさんあるし、もう当分CD屋には寄り付く必要がないね。
それに演奏会が近づいてきたから、練習もしなくてはならないし。

そういやこの箱の中に、デュプレとのシューマンのチェロコンが入っていたなぁ
これも勉強のために聞かないと。
posted by CZ-Pivo at 21:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

来日中止

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の来日公演が中止に・・・

それもシャイーが急病のためという。
シャイーの実演は初めて聞くし、曲はブルックナー「ロマンティック」、ベト8とこのオケを聞くに相応しいものだったのにとても残念。

ということで代わりというわけではないけど、3月にトーマス教会合唱団とのバッハに行こうかと。
「マタイ」はもうだいぶ売れているみたいだけど、ロ短調ミサはまだまだあるようだからやはりロ短調ミサには必ず行こう。
でも「マタイ」も聞きたいなぁ
去年のドレスデン十字架合唱団の「マタイ」も良かったし、あの地域はやはり伝統的なバッハのスタイルを感じるし、実際とても素晴らしい。
「マタイ」や「ヨハネ」はそれほどではないけど、ロ短調ミサは古楽スタイルはどうも好きになれない。それは金管楽器の「音」のせいだけどね。

モンテヴェルディ「聖母マリアの祈り」を聞いてみた。
ガーディナー指揮でモンテヴェルディ合唱団とオケ。でも金管はフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルという思いっきりモダン楽器。
これはとても素晴らしかった。
こういう曲こそ、金管がゴージャスに鳴り響く演奏で楽しみたいものだ。
でも今さらそんなことやる人いないのだろう。
曲がとても美しく素晴らしいのに、モダン楽器でゴージャスに鳴らさないとは、とても残念でならない。
「クリスマス・オラトリオ」とかもそうだけどね。
posted by CZ-Pivo at 23:23| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

「我が祖国」

昨日は、イルジー・コウト指揮プラハ響で「我が祖国」を聞いてきた。
プラハにいながらすぐそこで演奏しているにも関わらず、聞けなかった悔しさもあったが・・・・

期待以上に素晴らしい演奏だった。木管は倍管にせず前後半を入れ替えていた。
ラッパはもちろん4人。ホルンは6人だった。
それにしてもホルン6人中3人が女性である。いつだかティルシャルさんが「女性の学生はとても優秀だ」と言っていたけど、本当にそうなんだろうな。ソロホルンのラングヴァイル以下とても素晴らしい演奏だった。
後半のオーボエは、夫婦ともどもチェコフィルに入ってしまったけど、子育てするために古巣にもどったリベナ・セクアルトヴァが圧倒的な存在感を示してくれた。チェコフィルのヤナといいとても素晴らしいオーボエだ。
ラッパは、ヤン・フィッシャーほかが強力に吹きまくる。やりすぎてたまに外すのはご愛嬌かなと。トロンボーンのイルジー・ノヴォトニーも相変わらず素晴らしい。

イルジー・コウトはとてもお茶目な一面を見せつつも、思い入れのこもった強力な演奏を聞かせてくれた。
技術的には去年のチェコフィルよりは劣るものの、終わってからの感動の深さは、こちらのほうが上だったと思う。
もちろんついこの前、プラハに行き、ヴルタヴァで命の洗濯をしたからというのもあるだろうけどね。
日本ではどうしても「新世界」ばかりやって食傷気味だったということもあっただろうね。

昨日は、練習だったけど、練習なんて行っている場合ではない。こんな素晴らしい演奏は一期一会なのだから(オケのみなさん、ごめんなさい)。
でもちゃんと練習後の集いには参加。
練習してないのに、酒飲むなんて極悪人ではあるが・・・・

今日は完全にお疲れ休み。
明日から、また頑張ろう。
posted by CZ-Pivo at 18:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

ただいまぁぁPart4

続きだよ。

1月3日 くもり さむい

今日は、ドヴォルジャークの生家があるネラホゼベスへ向かってみる。
ネットで調べた時刻表だけが頼りである。

マサリク駅に行き、取り合えずネラホゼベスまでの往復切符を購入。3人で169コルナである。
で電車の到着を待つが、来ない。どうやら1時間遅れとなっている。
寒くて死にそうなので、仕方なく共和国広場近くのショッピングモールを散歩する。
取り合えず寒さをしのいだ。
キティショップがあったが、プラハ城キティなんてものはなかった(当たり前か?)。

10時半前に再びマサリク駅に行くと、今度は70分遅れとなっている。
まぁ10分なんて関係ない。ちゅうかここに到着する電車がそもそも80分遅れなのだから、戻る電車も遅れるに決まっている。
10時50分くらいにプラハ・マサリク駅を出発する。
おもっきりローカル列車の旅となる。周りに観光客なんて全くいない。ちゅうか車内放送すらない。
でもまぁなんとなく適当に電車に揺られること40分ほどでネラホゼベスに到着。
それも駅の看板を見て降りたのである。もし見ることなかったら、乗り過ごしていたに違いない。
ネラホゼベスで降りても、無人駅。
目の前にはヴルタヴァが流れ、道がある方へは線路をまたいで行くのである。
さてどこにドヴォルジャークさんの生家があるのかなぁと思っていたら、ほとんど目の前だった。
しかし冬季休業のようである。冬場は事前に予約した場合のも見せてくれるようだ。
何の予備知識無く来るとこのザマである。相変わらず適当な旅行である。
生家のすぐ近くには、ドヴォルジャークさんの銅像がたっている。
そこで記念撮影。
家のすぐ近くには、教会、そしてネラホゼベス城がある。
こんなところでドヴォルジャークさんは生まれたのである。生まれてすぐの1845年にウィーン〜プラハ〜ドレスデンを結ぶ鉄路が完成した。このことがドヴォルジャークを鉄道好きにしたとも言われている。
そんなことを思いながら、古い時代へ思いを寄せつつなんて思いたいところであるが、本当は死ぬほど寒いのである。
耳は千切れそうで、手袋無しではいられない。厚手のコート、マフラー、セーターを着込んでも関係なく寒い。
これほどまで寒くなるとは思っていなかった。

帰りの電車は?と思ったら、ネットで調べろ!って駅に書いてあったが、一応時刻表がありここでの滞在時間はおよそ1時間。
電車の時間が近づくに連れて、人が集まってくる。
確かに電車が来るのだろうと思いつつ、電車を待ち少々遅れて来たプラハ・マサリク駅行きの電車に乗り込む。

プラハに戻ってきて、今度はドヴォルジャーク博物館へ向かう。
博物館には、かつてのネラホゼベスの写真が飾ってあり、先ほどの光景を思い出し、改めて感動する。
ここに来るのは8回目とかかも知れないけど、毎度ながら感動するのである。
1時間半ほど見学する。

ドヴォルジャーク博物館を後にし、これまたテスコに寄って酒を買い込んでホテルに戻りお昼寝タイムとする。

7時くらいにホテルを出て、チケットがないのに国立歌劇場へ向かう。
しかし本日は、売り切れとなっていた。有名指揮者&歌手が出演する訳ではないが、こういう日もあるのかと。
しゃあないので、またもプラハの街をふらふら見物しつつ、ホテルに戻り買い込んだ酒を飲みながら、ネラホゼベスでの時間を振り返り、盛り上がる。
ドヴォルジャークの生家の中を見ることは出来なかったけど、あの土地に立ち、空気を吸い、雰囲気を感じることができたのは最高に幸せで、収穫だった。
今年はドヴォルジャークさんにかつてないくらいお世話になるので、改めて素晴らしい音楽を残してくれたドヴォルジャークさんに感謝したい。

1月4日 くもり さむい

今日で、プラハでの日も最後となった。
チェコフィルが「我が祖国」を演奏するのだが、チケットはない。オクタヴィアレコードが録音すると聞いていたので、せめてゲネプロを聞かせてもらおうとドヴォルジャークホールに行ってみたら、誰もいない。
聞いてみると、オクタヴィアを録音しないことにしたようだ。

ここで計画が頓挫する。

しゃあないので、せめてもとスメタナ博物館を見物する。
博物館の1階には、かつての洪水でここまで水が来た!とプレートが残されていた。今の水面からしたら、3メートル以上も高いのだろう。よくぞここまで来たものだ。
今のヴルタヴァはと言うと、水しぶきを上げた横から凍っている・・・いかに寒いかということだ。
スメタナ博物館は、小さいのだけどここもとても充実していてあれよあれよと1時間半が経過。

そしてカレル橋の塔に登るが、これまた死ぬほど寒いのである。
でもまた塔の上からの風景も美しい。
カレル橋を渡り、CD屋でまたもお買い物。

その後、楽器屋を見つけた。
これが悪の始まり。
俺は買わなかったが・・・・
アフォなチェルベニーの楽器を買う同行者。
まぁそれくらい楽しい楽器があったのは事実だ。
特にB♭コルネット。あれはなかなかの名器だと思う。上から下までとても吹きやすい。
調子こいて俺が、ブランデンブルグ2番を吹いてみた。この楽器にしたらこんなハイトーンを吹かれたことは無いのかもしれないけどね。

ゴミいやお土産が増えたので、またホテルに戻り荷物を置く。
ここまで来たら、もはや買い物ツアー状態である。またドヴォルジャークホールの店に行き、いろいろ買い込み、ヴァーツラフ広場の本屋で、おいらは「プラハの春」60周年記念誌を買い込む。
これがとても素晴らしいメモリアルの本である。

そしてテスコでおのおの職場などへのお土産を買い込み、ホテルへ帰り、またお昼寝タイム。

またチケットもなく国立歌劇場へ行ったら、またも売り切れ。
本日の「カルメン」は日本でもお馴染みのレナルトが指揮だった。そりゃ地元の人で、客席は一杯に埋め尽くされるのだろう。
こういう名指揮者が、指揮台に立つときは、観光客よりも地元民で埋め尽くされる。
かつて国民劇場で、イルジー・コウト指揮でヤナーチェク「イエヌーファ」、ビエロフラーベク指揮でスメタナ「悪魔の壁」を見たときは、観光客はほとんどなく地元の人でとんでもなく盛り上がる素晴らしい舞台を堪能したことを思い出した。
彼らは、自国民が見るときと、そうでないときの落差を、演じる側、聞き手も良く判っているのだと思う。
でも関係なく、ピットからはテンションの高い音が聞こえてくるのもまた事実。それが本当に素晴らしいことで、この国の音楽の懐の深さを改めて、思い知らされることになるのだ。

ちゅうことで、しゃあないので、ヴァーツラフ広場にあるチェコレストランで晩御飯を食べる。ここは観光客よりも地元の人が通う店で、安くてとても美味しいのである。
最後の夜を、美味しいチェコビールとチェコ料理で堪能する。

でもホテルに戻ったら、やっぱりまた飲むのだけどね。

1月5日〜6日 さむい くもり→東京は晴れだよん

さて今日は一日掛けて日本に帰るのだ。
今回もまたドイツ、チェコと存分に堪能できた。
ヴルタヴァや美しいボヘミアの風景を堪能して、命の洗濯は十分にできたと思う。
帰りは割りとゆっくりだ。
9時くらいにホテルを出て、ムーステクから地下鉄に乗り、デイヴィツカへ向かう。
この駅も1ヶ月プラハに住んでいたときに良く使った駅なので何となく懐かしい。
ここからバスに乗り空港へ。
チェックインして、空港のバーで最後のチェコビール生を頂く。これだけはどうしてもチェコに来ないと堪能する事ができないのである。
定刻とおりにプラハを出発し、機内でまた機内サービスでチェコビールを頂く。これで本当に最後だろうね。

アムステルダムで成田行きへ乗り換えるが、時間がほとんどないが、お土産物やオランダ特産ジンであるジェネハーが安かったので、ついついお買い上げ。
そして一路日本へ向かう。
機内では、また少しお酒を頂きつつ・・・・寝たらあっという間にシベリア上空を通過して、日本時間6日の朝になっていた。

成田に着いて、さて家に帰るかと思っていたら、掲示板に我々の名前が・・・・
聞いたら、荷物がプラハに置き去りになっていたそうな。
空港で返送の手続きやらで時間をとられたが、身軽なのでスカイライナーで日本のマズイビールということで、スーパードライを飲む。
3人揃って「マズイ!!」と言いつつ態度の悪い酔っ払いと化していた。
上野に着いて、せっかくだから湯島天神へ初詣。
さらにまた飲み屋に入り、日本の酒をとか言っているが、俺はさすがに疲れて死亡。
先に帰り、家に着いてそのまま寝ていた。

まぁ駆け足で振り返ってみたけど、いろいろあったがとても充実した旅行だった。
これを糧にまた東京で頑張ろうね。
posted by CZ-Pivo at 20:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

ただいまぁぁPart3

1月1日 くもり さむい

あけましておめでとうございます。
ということで、初めてプラハで年越しを迎えた。ホテルの朝食はややゆっくりな営業であったが、ぼりゅーむがあった満足であった。
11時過ぎにホテルを出て、街中を散歩する。
さすがに昨日の大騒ぎが嘘のような静けさを取り戻すが、ゴミがそこいらに転がっている。でも観光客はそこそこいる。
旧市街地広場からカレル橋を渡り、マラ・ストラーナへ抜ける。音楽大学の前を抜けて、プラハ城へと向かう。今日は曇っているものの、多少ましな天気で、美しい風景を堪能する。
ぺトシーン公園の塔に登り、プラハの街を一望する。公園の裏手は、かつて1ヶ月住んでいた?アパートである。そんなことを懐かしく思い出しながら、眼下に広がる静かな冬のプラハの美しい風景を堪能。
そして登山鉄道(と呼ぶには短いけど)で、山を下る。今日はタダで乗れた。ちょっと嬉しい。
と思って下ったら、下では大行列でこの列車の到着を待つ人がいた。

またゆっくりヴルタヴァを渡りながら散歩して、テスコ(スーパーマーケット)の裏からトラムに乗って、ヴィシェフラートへ向かう。
適当に乗っていたら、降りるべき停留所を過ぎてしまったが、1駅歩いて戻る。でもこんなことも楽しいのである。また違う風景からヴィシェフラートを楽しむ事ができるのだ。
ヴィシェフラートは、まさに「高い城」で坂道を登っていく。そして国立墓地で、ドヴォルジャーク、スメタナ、アンチェル、クーベリック親子、オスカー・ネドバルなどをお参りする。
「高い城」と言えども、今となっては城壁のあとが残っているだけで教会があり、広い公園となっている。のんびり公園を散歩するも、とても寒い。
しかしヴィシェフラートからの風景もまた美しい。

メトロでムゼウム駅まで戻り、ヴァーツラフ広場を散歩して、ナ・プシコーピエにあるチェコレストランで、食事をする。
値段は多少張るけど、日本語メニューもあり味もまぁまぁ。
ゆっくりビールを飲んで温まり、食事を楽しむ。
ビールを飲んで温まるっておかしい!と思うだろうけど、それは違うのである。こちらのビールは基本的に常温に近い。アルコールを摂取すると血行が良くなり、冷え切った末梢神経が生き返るのだ。耳や手先が温かくなる。
寒いからビールなんてあまり飲まないと思っていたけど、むしろ寒いからこそビールを飲むような気がする。チェコのビールをアルコール度は4度程度と低め。嫌味がなく味わいを楽しみながら、すっきりと飲める。これが本当に美味しいのだ。

ホテルに戻る途中で、マサリク駅でスパークリングワイン(モラヴィア・ゼクト)を買い込んで、またホテルで飲み、1月1日の夜は深けていったのである。

1月2日 くもり さむい

今日はお買い物の日と決めていた。
その前に、KOTVAのネットカフェに行ってメールを見る。国立歌劇場のサディーレクさんからメールがあって、本日のチケットを用意してくれているとのこと。とても楽しみである。

さて、まずはヴァーツラフ広場のCD屋で大人買い。かつてと比較すると倍のレートではあるが、それでも日本より安いのだ。
続いて、その対面にある本屋へ行く。
ヤナーチェク、スメタナのホルンのオケスタというとても珍しいものを見つけて速攻お買い上げ。ブルノ音楽院出版らしく、ティルシャルの先生であるフランティシェク・ショルツの監修だ。ブルノの学生はこんなものを練習しているのであろう。でもチェコの学生にはとても重要なものだと思う。
さらにフィビフ「詩曲」のヤン・クーベリック版のバイオリンとピアノアレンジで100年前の楽譜と、ピアノオリジナルの100年前の楽譜を見つける。これがどちらも¥100くらいだった。
ネルーダのトランペット協奏曲、マルチヌーのソナチネ、ヨゼフ・スークの弦セレのスコアなどもお買い上げ。
タールのナチュラルトランペットの教本が3冊で¥10000円程度(日本の半額以下)だったが、同行したK氏に買われてしまった。
ここまで来たところで、荷物が大量になったので、一度ホテルに戻り荷物を置く。
続いて楽器屋へ行くが大したものがない。腹が減ったので、国民劇場近くの中華料理屋に行ってみた。同行者は炒飯、俺は焼きそばを食べてみたが、とても安くて美味しかった。豆板醤を少しかけたらこれまた本格的で美味しかった。
その上にある中古レコード屋で、ノイマンの珍しいレコードやらを少々お買い上げ。
帰りにテスコで酒を買い込んで、1度ホテルに帰り昼寝をする。

6時にホテルを出て、国立歌劇場へ向かう。
6時半にサディーレクさんと待ち合わせ。時間とおりに登場して、チケットを3人分用意してくれた。
お土産にハーセスの「メサイヤ」を差し上げた。
用意してくれた席は、1階のど真ん中一番後ろ。舞台が完璧に見える凄い席である。また我々は場違い感満点となる。
この一帯は、どうやら関係者招待席エリアのようである。周りからはチェコ語が聞こえてくる。
さて本日は、プロコフィエフ「シンデレラ」のバレエである。
名作でストーリーも有名なのでとても楽しく見ることが出来た。バレエは美しいし、オケも最高に炸裂しまくる。オケピットは見えないけど、サディーレクさんと思われる音が大炸裂している。
半分くらいが観光客の公演はあるが、関係なくハイテンションな演奏を繰り広げる。今までこの劇場に何度か来ているけど、これほど満足した事はない。
本当に素晴らしい舞台だった。

ホテルに戻り、今宵もまた素晴らしい舞台に乾杯ということビールを飲んだ。

続きはまた明日以降ですよ。
posted by CZ-Pivo at 23:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

ただいまぁぁPart2

昨日の続きだよ。

12月30日 くもり 寒い

ちょとい早めにホテルを出て、ベルリンを離れる。
今日はライプチヒを経由してドレスデンへ向かう。ネットで調べた電車でライプチヒへ向かおうと思っていたら、時間が変更になっていた。
しかたなくベルリン動物園駅のダンキンドーナツでコーヒーを飲みながら待つ。コーヒーMを頼んだら、415mlも入るものだった。
1時間近くのんびり過ごして、中央駅へ移動して、ミュンヘン行きのインターシティエクスプレス(ICE)に乗り換える。
ベルリン中央駅の改装が完了して、とんでもなく大きい駅になっていた。正直驚いた。
ローカル線からICEの乗り場へは2つフロアを降りなくてはならなかった。結構時間が無かった・・・・ギリギリに乗り込んだ。
ICEは、ドイツ版新幹線で、ライプチヒまで時速200キロですっとばす。とても快適だ。1時間程度でライプチヒ中央駅に到着。
ライプチヒは約8年ぶり。駅の雰囲気は覚えていたものの、詳しい記憶が薄い。
取り合えず荷物をコインロッカーに預けて、観光案内所で地図をもらい出かける。
まずはバッハが活躍したトーマス教会へ。とても寒いのに観光客はいるものだ。久しぶりのトーマス教会はやはり美しく、荘厳な雰囲気を漂わせる。
ここ数年、バッハへとても傾倒しているのでここにこれることはとても嬉しい。前回は、教会を改修していたが完成していた。バッハのお墓参りして、教会のオルガンのCDを購入。そしてバッハ博物館へ。
今日は無料で入れた。当時の貴重な楽器から、ギュトラーが作らせたコルノ・ダ・カッチャなんてものもあった。
お土産にロ短調ミサのコルノ・ダ・カッチャで1733年に使われたパート譜の絵葉書を購入。これはとても嬉しいものだ。
そしてゲヴァントハウス、オペラハウスの前を通過し、シューマン・ハウスへ向かう。
ここはクララとロベルトが暮らしていた家である。
今は初等音楽学校(教室)の一角であるが、シューマンが使ったピアノ、ゲノヴェーヴァ初演のポスターなどが飾られていた。
小さいながら濃厚な展示があり時間を忘れて見物し、ドレスデンへ向かう電車を1本遅らせてしまった。
駅へ戻り荷物を取り出し、立ち食いのピザを食べてICEでドレスデンへ向かう。ドレスデンは、5年ぶりだ。
泊まるのは定宿であるIBISホテル。ドレスデンで駅前のIBIS以外に泊まった事が無い。
ドレスデンの駅前がかなりきれいになっていたのには驚いた。トラムの停留所があり、ショッピングセンターが出来ていた。
しかし着いたのが遅かった(4時だよ)ので、もう暗くなっていた。
荷物を置いて外に出たときには、すでに夜の様相。ゼンパーオーパーに向かうも今宵のチケットはなさそう。
エルベ川を渡り、街中を散歩してしゃあないので、ホテルのバーでビールを飲む(オペラを見ていても飲むだろうけどね)。
バーで美味しいドレスデン地元の生ビールを堪能する。とても美味しかった。
そしてさらに部屋でも飲んでしまい・・・・

12月31日 小雨後くもり 寒い
少し二日酔い。でも朝ご飯を食べホテルを出て、今日はプラハへ向かう。
南に向かうに連れて寒さが増してきているように思える。
11時過ぎのインターシティ(IC)ヴィンド・ボナで一路プラハを目指す。この列車は5年前に乗ったことがあるように思える。1時間ほど車内で寝たら、すっきりさわやかになっていた。
13時半くらいにプラハ・ホルシェヴィツェに到着。
さすがに12月31日なので駅構内の店も閉っている所がある。
取り合えずメトロに乗りフローレンツで降りて、歩いてホテルへ向かう。
しかし久しぶりのプラハで勘が戻ってなく感じて、たて看板を頼りにしたら間違っていた。ようするに勘が合っていたのである。
自分を信じて正解。スメタナホール近くのホテルへチェックイン。
広めの部屋でなかなか良い。場所も良い。IBIS以外のホテルに泊まってみるものだ。
ホテルを出てさっそくドヴォルジャークホールへ向かう。
予約していたチェコフィルのジルベスターコンサートのチケットを受け取り、ホールのショップでチェコフィル110周年冊子を購入。
そして待望のチェコフィルである。
さすがにチェコフィルのジルベスターコンサートで、地元の人ばかり。完全に我々は浮いていた。
取り合えずトランペットセクションの部屋へ向かい、友達にご挨拶。11月に会ったばかりだが、いろいろと盛り上がった。
「ビールのBは、ビタミンBだ」なんてアフォなことを言ってね。

さて、今日のチケットは早々に売り切れていたらしい。8月に予約したにもかかわらず、1階席2列目の端っこ。こんな席に座った事は無いが、ここでも3000円程度である。物価が違うよね。
マーツァル指揮でまずは「売られた花嫁」序曲。久しぶりに本気のチェコフィルを堪能。席はあまり良くないけど、この凄まじい音の洪水。ドヴォルジャークホール目一杯鳴り響くこの美しい音。
東京で何度聞いても、この音には絶対に勝てない。
「売られた花嫁」の舞曲の「ノリ」は圧倒的だ。しびれまくりである。
続いてR.シュトラウス「バラの騎士」組曲。冒頭のホルンからして格好よすぎる。ホール一杯に広がる音が、恍惚の世界へと誘う。
金管がどれだけ吹いても一切崩れる事のないバランス。本当に素晴らしい。

これで休憩となり音楽院でケイマルさんに習う知り合いに会う。。
ちなみにケイマルさんとは入れ違いである。プラハに来てケイマルさんの姿を見ないのは初めてだ。

後半は、「皇帝円舞曲」そしてボレロ。
ボレロはスネア4台を舞台の中央、上下手、通常の場所に配置しての演奏。
ボレロはフルネとの日本公演で聞いたが、比較にならないくらいテンションの高い圧倒的な演奏だった。
一見訳の判らんプログラムであったが、とても楽しく大満足の演奏だった。
これほど本領発揮した演奏は本当に久しぶりに聞いた。
日本だと腐ってもチェコフィルだなんて思っていたけど、やっぱりチェコフィルは凄いね。
満員の客席は総立ちで拍手を送った。

終演後、パスタを食べて、旧市街地広場、ヴァーツラフ広場と抜けて新年を迎えるにあたり大賑わいのプラハを散歩し、酒を大量に買い込んでホテルに戻った。
少し休んで11時くらいから、宴会を開始する。
街中は、花火、空砲、教会の鐘の音が鳴り響き大賑わいだ。
テレビではヴァーツラフ広場でのライブを放送。12時を迎える直前にゴスペラーズみたいな連中がアカペラで国家を歌い盛り上がりは最高潮。そしてカウントダウン。
その後、テレビではビアガーデンでグダグダに飲むだけの番組を垂れ流し。これは笑えたが、見ている我々もビールにスパークリングワインを飲んでグダグダ。賑わいが静まった3時くらいまで飲んでいた。

この続きはまた明日以降。
posted by CZ-Pivo at 23:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

ただいまぁぁ

11日間の旅行を終えて日曜に帰国しました。

12月27日
少し早めに起きて、支度して成田空港へ向かう。
航空券は前日既にチェックインしたので、お構いない。しかし平日の山手線にはあまり乗りたくないので、混雑回避で早く出たのである。
京王線もあまり混んでいなかった。
日暮里で蕎麦を食べて(年越し前ソバ)、スカイライナーで成田空港へ。着いて荷物を預けて一気に暇になる。
でも両替して、必要なものを買っていたらあっという間に時間が過ぎる。多少時間があったので空港でさっそくビールを飲む。この先、後何杯のビールを飲むのか判らないのに・・・
定刻で成田を出発して、一路アムステルダムへ。アムステルダムへは約12時間。男3人の11日間の旅のスタートである。まずは機内サービスのハイネケンを飲む。ワインにコニャックと飲んで、機内で爆睡。あっという間にシベリア上空を通過。
定刻でアムステルダムに到着。
乗り換えまで約5時間。
本当は2時間待ちくらいだったのに、8月に飛行機を予約したとたんに予定の飛行機がキャンセルになり、待ちが長くなってしまった。
アムステルダムで生ハイネケンを堪能するつもりが、3人共にかなり疲れていて結局飲んだのは1杯だけだった。
それでもアムステルダムからベルリンへ向かう飛行に乗り込み小1時間でベルリン到着。
空港から、動物園駅へバスで向かい、地下鉄に乗り換えホテルへ。
なかなか小奇麗な良いホテルだ。
さっそく疲れきっているにも関わらずビールで到着祝いをするがすぐに寝る。

12月28日 曇り 寒い
冬のヨーロッパは夜が長い。昼間は9時から4時とやる気の無い公○員より営業時間が短い。
ホテルを出て、ベルリンフィルハーモニーを見物。街中は暗いし、寒いので人は少ない。
その後2階建てバスに乗ってみる。ウンター・デン・リンデンで降りて散策し、ベルリンドームを見学。中ではオルガンの練習をしていた。これが圧倒的に荘厳で素晴らしい響きであった。
ヨーロッパで素晴らしいのはこの教会のオルガンの響きに身を浸す事である。教会の塔に登るなどして2時間くらい満喫。
そして近くにある東ドイツ博物館を見る。これもなかなかだった。
そしてブランデンブルグ門を通過し、ベルリンの壁を見物する。
今も1キロ以上残されているが、アートというか落書がある。川沿いに散歩して、一端ホテルに帰り昼寝。
7時くらいにホテルを出て、ベルリン国立歌劇場へ向かう。
初めて行くが、とても美しい劇場だ。日本で予約してプッチーニ「蝶々夫人」を見る。レパートリー公演ではあるが、レベルの高さを感じる。ラッパがいかにもドイツであったが・・・ホルンはなかなか素晴らしかった。歌手は皆、とてもレベルが高い。
同行したKは初めてオペラを見たそうだが、とても感激していた。
そしてホテルに帰り、やはりビールとシャンパンで乾杯。

12月29日 曇り さむい
本日は、ベルリン郊外のポツダムへ向かう。
動物園駅から電車で約30分。あっという間である。
ポツダム中央駅に降り立つも、全く判らん。取り合えず市内一日乗車券を買って、第2次世界大戦のポツダム宣言を採択した場所へ向かう。トラムとバスを乗り継いで約20分くらいかな。
広い公園のど真ん中にあるものの、団体様以外は見学できなかった。
ここはフリードリヒ2世の邸宅でもあったので、お土産物屋ではフリードリヒ2世作曲したフルートの曲のCDなんてあったが・・・
それにしても湖の近くなので寒くて死にそうである。
ここからサンスーシー宮殿へ向かう。バスでも行けるのだが、あえて徒歩で向かう。30分ほど男3人でアホな話で盛り上がる。
サンスーシー宮殿は広くとても美しい宮殿であった。
フラフラと散策するもとても寒い。しかも帰りの電車を駅で30分ほど待つことになりこれが大変だった・・・
ベルリン動物園駅に戻り、駅構内でベルリン名物カレーブルスト(カレー風味ソースをかけたソーセージ)を食べる。とても美味しかった。
1度ホテルに帰り昼寝し、今度はコーミシェオーパーへ向かう。
本日は「魔笛」である。指揮は日本でもお馴染みのキンボー・イシイ・エトー。
金管はすべてナチュラルを使用し古楽アプローチ。
関係なく楽しめる舞台だった。モーツァルトの音楽の美しさを圧倒的に堪能した。
「夜の女王」もちゃんと歌っていたし、3人の牧童もちゃんと子供3人で歌っていたのが素敵。
ザラストロが車椅子で出てきたのには笑ったが・・・台詞のドイツ語をきちんと理解できたらもっと面白かったのだろう。周りはみな大爆笑していた。俺ら3人はポカーンとしていた。
ちょっと残念な感じではあるが、ホテルに帰ってやっぱりビールで乾杯。
posted by CZ-Pivo at 23:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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