2008年03月01日

素晴らしいトランペット

駄目な次は、やはり素晴らしいものが聞きたくなる。

オーマンディ指揮フィラデルフィア管の「カルメン」組曲。
「トレアドール」や「ジプシーの踊り」などで素晴らしいトランペットのソロは、もちろん我らのフランク・カデラベックが吹いている。
美しいサウンド。
豪快の極み。
なんと素晴らしい音楽なのだとうと惚れ惚れしてしまう。

同じくオーマンディの「くるみ割り人形」抜粋。
こちらはギルバート・ジョンソンが良い仕事をしている。
ジョンソンは、口を壊してしまい1974〜1975年シーズンを最後にオーケストラを去ることになるのだが、その後に座ったのが45歳のカデラベック。
最初の録音は、プロコフィエフ交響曲第5番。
この曲の最上の録音の1つだ。

カデラベックは、その後20年間、オケの顔として素晴らしい演奏を聞かせてくれた。
個人的なお気に入りは、ムーティとの「展覧会の絵」。
これは「展覧会」はかくあるべきというお手本のような素晴らしさ。
オーマンディともDVDでその素晴らしい演奏を聞かせてくれる。

あの時代のアメリカには、まだまだ面白い人がたくさんいました。
シカゴのハーセスは言うに及ばず、ニューヨークのヴァッキアーノ、ボストンのギターラなどなど・・・
良い時代だったなどと言いたくはないけど、そうだったのだと思う。
posted by CZ-Pivo at 23:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駄目なラッパ

リボル・ペシェック指揮チェコ・ナショナル管のマラ5を買った。
理由は、ソロホルンをトーマシ・セツキーさんが吹いているから。
ちなみに弟のヤロスラフ・セツキーも参加しております。

セツキーさんといえば、コバケン指揮チェコフィルのマラ5DVDでとても素晴らしいソロを吹いている。
他にもアシュケナージ指揮チェコフィルのマラ6、7なども惚れ惚れするほど素晴らしい。
チェコフィルに在籍していた事もあるが、結局古巣である放送響に落ち着いてしまった。とても素晴らしいホルン奏者で、ティルシャルさん亡き後を継ぐのはセツキーさんしか居ないだろうと思われていたので、とても残念で仕方がない。

それだけの演奏を、このCDでも聞かせてくれている。
このオケがそもそもティルシャルさんが吹いていたのだから、その後を引き継いでいるのは当然と言えば、当然だと思う。
あの朗々と鳴り響く音色は、本当に素晴らしい。3楽章ではセツキー節炸裂。

しかしいけてないのが、トランペット。
このオケの創設者にしてソロトランペットであるヤン・ハーズネル。
こいつが全てのガンである。
いつだかプラハで「アルペン」を聞いたときは、あのとんでもないソロが目も当てられないほど酷い演奏だった。
かするとかちょっと外すとかいうレベルではない。あれは本当に酷かった。
でも2〜4番ラッパは他所のオケの首席クラスが集まっているので、凄い演奏といえば凄い演奏ではあった。
翌日、チェコフィルの演奏会でケイマルさんにその惨劇を話すと「そりゃそうだろうね」と言っていた。

さてさて今回のマラ5。
実はマラ5を以前、ポール・フリーマンというアメリカ人指揮者と録音している。こちらはティルシャルさんが素敵なソロを吹いている。
今回はセッションで録音されているから、どこまで問題があるのかと言えば、大して無いとも言える。
しかしまず音が良くない。
音が大きいのに安定感がない。
そして最も大きな問題は、音楽をしていないこと。

ハーズネルは、かつてプラハ放送響に在籍していた事がある。
政治力を使ってね。なぜならハーズネルはかつてのチェコスロヴァキア共産党員だったのである。だからそれくらい屁でもないわけである。
それでヴァーレクがそのプラハ放送響とマラ3をやるときに、彼があのポストホルンを吹いた。
リハーサルがとんでもなく駄目だったそうな。
どうしようもなくて、本番前日にヴァーレクはケイマルさんに電話をした。
「明日、ポストホルンを吹いて欲しい。」
もちろんケイマルさんは快諾して、代わりに演奏したと自慢げに語ってくれた。

ということであのオケはどうしょうもない。
ケイマルさん曰く「コミュニスト・オーケストラ」。

ティルシャルさんも「お金のために参加している」と言っていた。

でもまぁプラハ中のオケ、フリーの奏者から選りすぐりのメンバーを集ているので、演奏は言うほど悪くもない。
もちろん毎回メンバーが若干異なるため、常設オケのような精密なアンサンブルという訳にはいかないけどね。

このマラ5もホルンは放送響、トロンボーンはチェコフィルとプラハ響のメンバーだから、全然悪く無い。
5楽章最後のコラールの響きなど、ともするとチェコフィルよりも美しいと思えるところもある。
でも1番ラッパが・・・・

ということで、セツキーさんが所属するプラハ放送響はこの7月に来日して、名古屋と大阪で「我が祖国」をやるので、今回も遠出します。
posted by CZ-Pivo at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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