2008年07月26日

チェコフィル新譜3枚

ashrstraussbrass.jpgオクタヴィアレコードから、このところチェコフィルの録音が続々と出ている。

まずは、アシュケナージの「英雄の生涯」とブラス作品。
同じ内容で、SACDだけで出たけど今度は、普通のCD。
「英雄の生涯」はメタモルフォーゼンと一緒に出ていた。こちらもなかなかの名演である。
この中の「ウィーンフィル・ファンファーレ」などは、実際にドヴォルジャーク・ホールでの録音にオクタヴィアレコードのご好意により立ち会っていた。
コバケン指揮チェコフィルのチャイコフスキー交響曲第1&3番の演奏会が終わったあと、続々とプラハ中の金管奏者が集まってくる。
録音は確か夜の11時からだったと思う。夜の仕事をしてからと思えないタフな吹きっぷりを聞かせてくれた。
こうして聞いていると、あの日のことを思い出す。ホルンはティルシャルさんが参加していた。何度も書いたけど、翌朝のハンブルグ行きの特急列車で偶然にも前後の席だった。
そんなこともありとても懐かしい思い出である。

続いてコバケンが2枚。
kobakenbrahms4.jpg
まずは得意のブラ4。
今年2月の演奏会の録音。今、商品として聞ける最新の録音である。
現地で聞いていた友達の話によると、コバケン節炸裂の濃厚な演奏だったそうだ。
「ホルンのブラベッツがアホみたいに吹いていたよ」
とのこと。
確かにアホである。濃厚なコバケンに着いて行こうという気持ちは判るけど・・・でも2番ホルン(誰だろう)も凄まじい勢いで吹いているし、全体的にホルンが引っ張るのは良いことだと思う。
それにしてもテンポの揺れに思い入れが強い。全体的に遅めのテンポゆえに、様々な問題もあるが・・・
あまりに濃厚で1楽章が終わったら、どっと疲れた。まだまだ続くんだよね。

ちなみにリハーサルではケイマルが途中まで吹いていたものの、あまりやり過ぎたもんだから、やんわりとハリーシュにチェンジしたそうな。
さすがである。
この日の後半は、新世界。
コバケン得意のやり過ぎ感満点なプログラム。こちらでは、ケイマルさんがケイマル節炸裂で、豪快な新世界を吹ききったそうだ。近いうちに出るらしいから、楽しみである。

kobakenfrank.jpg
最後は、このブラ4の1週間前の演奏会から、フランクの交響曲。
コバケンのフランクってあまり聞いて事無い・・・がチェコフィルのフランクは、古くはバルビローリ、ミュンシュ、オスカー・ダノンの録音がある。
ダノンの録音から約30年。
久しぶりの録音となる。
まだ聞いて無いけど、某所で試聴したところ、これは良いかもしれない。2楽章のフランター率いるチェロの歌いまわしが良かった。
あとは3楽章で荒くならないでいて欲しいけど、出来ない相談であるのは、目に見えている。聞かないであーだこーだ言ってはいけませんね。

今日は、じっくりいろいろなものを聞きたいところだけど、エアコンがぁぁぁぁぁぁぁ
業者を手配してくれたようだけど、どうせ週明けにならないとなんともならんだろう。

あちい。
posted by CZ-Pivo at 18:04| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デュリュフレ「レクイエム」と「数字で見るチェコフィル」

デュリュフレの数少ない作品の中で、最高傑作とされる。

誰のレクイエムが好きかと問われたら、間違いなくドヴォルジャークと答えないといけないことになっているだろう。
ゼレンカも好き。

そんなことは置いといて、デュリュフレも好き。
やはり自身が指揮した録音が良い。
1959年のラムルーのオケが素敵過ぎる。コーラスも良い。
「ドミネ・イェス・キリスト」「サンクトゥス」などで荒れ狂う金管と打楽器の響き。ラッパの豪快な吹きっぷりが最高。

この時代は、イゴール・マルゲヴィッチがシェフだった。
マルゲヴィッチ指揮ラムルーで「運命」の録音があるが、あれは先生に怒られそうなくらいトランペットが凄まじいことをやっている。
個人的に最高の名演の一つだと思っている。

脱線したけど、デュリュフレ「レクイエム」は美しいから日本だとアマチュアがよくやるけど・・・やはりちゃんとしたプロのコーラスで聞きたいものだと思っていた2003年。
セルジュ・ボド指揮チェコフィルとプラハフィルハーモニー合唱団の演奏を、ルドルフィヌムで聞いた。本当に美しい演奏だった。
偶然にもホルンがティルシャルさんで、とても素敵な演奏だった。
やはり合唱団の格が違いすぎるのである。
あの美しいホールに、オケとコーラスが鳴り響いても全く混濁する事無いのに驚いた。そのまま響きが大きくなるだけなのだ。
ちなみにボドは、これまで26回チェコフィルに登場している。
オネゲル交響曲全集、ジャンヌダルク、ダヴィデ王は名演として名高い。ジャンヌダルクでは、若きケイマルさんがピッコロを物凄い勢いで吹いているのが印象的である。
ボドはプラハでとても尊敬されていて、プラハ響のシェフを務めたこともあり、昨年は名誉市民になっている。
もう81歳だけど、まだまだ元気に活躍されている。

重たい本(チェコフィル110周年記念誌)を出してきたついでなので、

数字で見るチェコフィル

ブルーノ・ワルターは19回登場し、大地の歌、巨人、復活などを指揮。
ツェムリンスキーは33回登場し、マーラー、自作、第九など指揮。
エーリヒ・クライバーは21回登場し、マラ7初演30周年演奏会、ノヴァーク「南ボヘミア」組曲初演、第九などを指揮。
ジョージ・セルは20回登場し、カザルスとの伝説のドヴォコン録音、戦後のザルツブルグ・プラハの春音楽祭などに出演。
シャルル・ミュンシュは8回。
ストコフスキーが2回。
ラインスドルフが8回。
マタチッチが28回。
とても尊敬されていたペドロッティが44回で、最後の共演もブラ4とピアコン2番(モラヴェッツ)。
ロジェストヴェンスキーが27回で、マラ8、マルチヌーなどを指揮。
サバリッシュが39回。
などというのが、客演指揮者達。

歴代首席及び常任指揮者は・・・
アルブレヒトが155回。
アシュケナージが216回。
アンチェルが765回。
コバケンが62回。
コシュラーが295回。
クーベリックが438回。
マーツァルが116回。
オスカー・ネドバルが142回。
ペシェクが148回。
シェイナが589回。
フランティシェック・ストゥープカが1098回。
ターリヒが958回。
ノイマンが1092回。

ついでに「新世界」は841回、「我が祖国」全曲は618回演奏しているそうな。

以上、2006年までの数字。
posted by CZ-Pivo at 16:33| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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