2008年11月08日

チャイコフスキーからエルガーへ

この1週間、あまりにも濃厚に過ごしてしまった。

11月2日
昼からオケの練習。その後は普通に飲み会。そしておまけの○恋?の友達と朝までカラオケ。

11月3日
テミルカーノフ指揮ペテルブルグフィル
チャイコのピアコン(マツーエフ)チャイ5

ピアコンは2年前にヴィルサラーゼのピアノで聞いているが、ますますこのコンビはパワーアップし、マツーエフのピアノに完全にノックアウト。
厨房の時にこの曲を聞いた驚きと感動を改めて思い出させてくれた。
アンコールでマツーエフが「ペール・ギュント」〜「魔王の宮殿」で圧倒的なテンションで弾ききった。おそるべし。
チャイ5は、テミルカーノフの自在な指揮に圧倒された。完璧にオケを掌握し、手足の如く動く。
2楽章のホルンソロに向かう弦楽器の折り重なりがこれほど感動的に聞こえたことはない。この地球中の99%の指揮者はホルンを気遣うであろうこの序奏を、この先のことなんて関係なく聞かせてくれる。それはホルンのグルホフさんとの信頼関係があるからだろう。そのグルホフさんのソロは、完璧を極めるどころでなかった。素晴らしかった。
そして力強く歌う弦楽器の響き。この分厚さがあったこそ管楽器が映えるのである。
それは4楽章のフィナーレでも同じことである。格調高く高貴な響き。もちろんシャラポフ、ロマノフ以下トランペットは物凄い勢いで吹きまくるのであるがね。
チャイコ・シリーズ初日からして圧倒的な演奏であった。
アンコールは、エルガー「愛の挨拶」「トレパーク」であった。

11月4日
チャイコ2日目。
皇后陛下をお迎えしての演奏会となった。
庄司紗矢香でバイオリン協奏曲。テミルカーノフは、いつものとおりオケをリードする。フィナーレで紗矢香嬢を煽り立てる。
2年前はレーピンで聞いたが、また違う素晴らしい演奏だった。
後半はチャイ4。
冒頭のホルンがロシア大地を感じさせる圧倒的な響きであった。
テミルカーノフは過去2回、読響でチャイ4を演奏しているが、スタンスは同じだけど、自分のオケだからより自在にオケを操る。
それが物凄い興奮を呼び起こす。
最後にシャラポフが1発外したのも、ご愛嬌。
アンコールは昨日と同じ。
テミルカーノフはエルガーがお好き?

11月5日
3日間のシリーズの最終日。
オペラシティには熱狂的なファンが500人くらい集まった模様。
要するにガラガラだった。
でもこのコンビは絶好調。「ロメジュリ」から素晴らしい演奏を聞かせてくれた。
「ロココ風」も素敵。
やはり最後は「悲愴」である。
想像を絶する「悲愴」だった。
何がどうとかいう事はない。
凄すぎる。
「悲愴」って良い曲です。
アンコールはエルガー「エニグマ」〜「ニムノッド」。
ずるい。
チャイコで始まりエルガーに終わる。
熱狂的な500人はオケが去ってもテミルカーノフに拍手を送った。

この素晴らしいシリーズの全てをグルホフさんが吹いてくれたことが大いなる収穫であった。グルホフさんはムラヴィンスキー時代からずっとソロホルンで、オールドスタイルを継承している。
4番ホルンのムサロフもそうだ。
2人とも30年以上このオケで仕事を続けている。
彼らがいることで伝統が受け継がれていくのだ。

そんなことで、大興奮のチャイコを聞いてそのまま帰れるわけもなく、毎日飲んで帰っていた。

11月6日
飲まずに帰りたかった。
でも職場の飲み会となった。

11月7日
大学のホルンの同期と久しぶりに2人で飲んだ。
大学関係者の間では、俺と仲が悪いことになっている。でも2人ともそんなことは思ってもいない。10年振りくらいではあったが、いろいろ古い話しから、最近のことやら10年という間が空いたことを全く感じさせず盛り上がった。

そして今日。
やはり疲れている。
楽器吹く元気もない。
今日は一日ゆっくりしよう。
posted by CZ-Pivo at 13:37| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
グルホフさん、あんなロマンティックは奏者はなかなかいないですよね!!!!
Posted by むっしゅ at 2008年11月08日 17:39
そうですね。
最近の来日公演では、若いカルーゾフに譲ることが多かったものの、今回は全てソロを吹いていました。
ロココ風のソロも素敵だった。
Posted by CZ at 2008年11月08日 17:52
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