2009年01月13日

祖国への旅(ズロニツェほか)

1月2日(金)ズロニツェ行き

この日は、早めに起きてズロニツェへ行く。
デイヴィツカへ行き、まずはスラニーを目指す。
バス乗り場が判らず、うろうろしてしまい乗ろうとしていたバスに乗れず・・・30分後のバスにした。寒いので近くのホテルのロビーで待つ。
日本人観光客がお帰りのように多く居た。
「今日は帰国ラッシュで・・・」
などという声が聞こえ、そうなんだと思ったが。

時間になったので、バス停へ。
スラニーまでは約50分。プラハ市内を抜けると、ひたすらボヘミアの美しい田園風景が広がる。そうこうしている間に定刻より早く到着。
ここでズロニツェ方面のバスに乗り換える。
ここから約15分。
ちなみにチェコの長距離バスは、車内放送がない。
必ずバス停で止まるので、その間に下りるしかない。判らなければ、運転手に聞けば、親切に教えてくれるが英語はほとんど通じない。
でもまぁその気になれば、なんとかなる。
この「なんとかなる」という根性がないと、こういう田舎を長距離バスで移動することはできない。それが醍醐味なんだから。
で、ネットで見たズロニツェの風景っぽくドヴォルジャーク通りを見つけて、大慌てで下車した。

あとはダウンロードした地図が役に立つ。
割と大き目の教会が見えてくる。
この鐘が、ドヴォルジャークがイメージした鐘なのか??
その前に、ドヴォルジャーク記念館。
火木限定で開くらしいので、今日は不可。どうせ冬季休業でもあろうけどね。
すぐ近くには、ドヴォルジャークも学んだという学校があった。そんなプレートが掲げられているが、今は郵便局。

当時との違いは、この車の往来くらいだろう。
とても静かで、落ち着いたチェコの田舎町の佇まいを残す。100年以上前から続く「音」を確かに感じる事ができた。
とても貴重な経験ができた。
若きドヴォルジャークが、確かにこの街で、音楽の勉強(肉屋の修行も)をし、その後この街への思いを寄せて、「ズロニツェの鐘」を書いたのだろうか。
この1曲のために有名?な街だが、ここまで来る観光客はほとんどいないだろう。来たところで記念館以外に見所はない。何の変哲もない田舎町なのだから。
お昼になったので、看板を頼りにレストランに入る。何故かイタリアン。ピザを食べたが、とても美味しかった。ビールもね。
英語を話す気の良い店員さんも素敵。
昼から地元の人がビール飲んでわいわいやっているのが、やっぱりチェコなんだよね。
時間に余裕があったので、その後もゆっくり街の雰囲気を感じつつ・・・少しは音楽の神様が降臨してくれただろうか?
この普通の田舎町だけど、美しく何か心にずっとくるものがあった。

そして再びバスに乗り込み、スラニー経由でプラハへ戻る。
プラハから1時間程度なので、これはまた来たいなぁ

プラハに戻り、CDと楽譜を大量に買い込む。
特にマルチヌー交響曲第1、4、6番のスコアが安かった。
1日、とても楽しかったが、ちょいと疲れた。
しかし元気なTp氏は、ホテルに帰り着替えて国立歌劇場へ「白鳥の湖」を見に行った。
俺は、1人でビールを飲みつつ日記を書いて、ズロニツェへの思いをはせていた。

11時半くらいにTp氏が帰ってきたので、それから宴会となる。
気が付いたら3時半。
やり過ぎ・・・・

1月3日(土)プラハにて

飲みすぎよりも、眠い。
朝ご飯を食べて、市内観光へ出かける。
歩いて、登山列車乗り場へ行ったが混んでいたので、ゆっくり歩いてプラハ城方面へ向かう。とても寒いが、ほんのり雪化粧したプラハは、とても美しい。また晴れた明るい光が、よく映えるのだ。
2時間ほどプラハ城付近を散策。
何するでもなく、ただ美しさを堪能するだけである。贅沢極まりない。
焦って観光しても疲れるからね。
アカデミーの近くにあるCD屋で結構買い物した。そしてカレル橋のたもとに来たら、いつも通ったCD屋が無くなっていた。
いつも丁寧に応対してくれた店員さんがいただけに、残念だ。
楽器屋もお休み。
故に、近くの京都飯店(中華)でお昼を食べることにした。
この「ズロニツェの鐘」をやることを決めたのが、新宿の中華料理屋。だからプラハでも中華を食べることに意味がある(訳判らん)。
炒飯とスープを食べたが美味しかった。
もちろんビールもね。

その後、ルドルフィヌム・ショップで巨大マルチヌー・カレンダーなどを購入。
これが欲しくて来たようなもんだから、買えて大満足。
そして旧市街地広場などをゆっくり歩いて、BONTONLANDへ。昨日買い忘れたものを買った。
で、本屋で地図を買い、TESCOでお土産や酒を買い込みホテルへ帰る。
充実した一日である。

一休みして、7時くらいにホテルを出て、国立歌劇場へ。
本日は、レナルト指揮プッチーニ「ラ・ボエーム」を見る。適当にゲットした席は、なんとボックス席だった。
急に貴族にでもなった気分である。
ピットの真上で、ピットもレナルトも丸見えである。
レナルトのボエームは良かったと聞いていたので、期待していた。予想以上に素晴らしい夜だった。
アンサンブルは締まっているし、歌手も充実している。グレゴール亡きあと、この劇場にまともな指揮者は登場していなかっただろう。
レナルト級の指揮者が来れば、それだけで違うに決まっている。いつもはグダグダなオケが、ピシッとしていた。それだけで十分。
いやそれ以上の演奏だった。ラッパは、サディーレクさんだった。

毎回こんなレベルで聞かせてくれたら、凄いけど出来ない相談だよね。
でも潜在能力はあるのだから・・・大満足。レナルトさんが元気にご活躍されていることにも嬉しく思った。
また日本でもチェコでも聞きたい指揮者だ。

11時過ぎにホテルに戻り、それから無茶できる最後の夜だから4時過ぎまで大宴会。
って結局、毎晩大宴会なんだけどね。

美味しいお酒、美しい音楽に大満足である。
posted by CZ-Pivo at 23:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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