2007年11月12日

ゲルギエフのチャイ5

昨日は、所沢でゲルギエフ指揮マリンインスキーを聞いてきた。
ハルサイとチャイ5。
ベタでスイマセンと言わんばかりのプログラムであるが、去年の「ワルキューレ」1幕よりも客は入っている。
ちゅうか所沢であんなに入ったのを見たことが無いかもしれない。
去年のワーグナーは本当に素晴らしい演奏だった。やっぱりオペラをやっているオケだと思った。

さて今回。彼らの良いところと悪いところを見たような気がする。
ハルサイは、良くも悪くもテンションで押し切る演奏だった。アンサンブルはイマイチで、一瞬「あれ?」と思うところもあった。
まぁ彼らも人間だからいつも凄まじい演奏を聞かせてくれる訳でもないことを、今さらのように思ったのだ。
後半のチャイ5は、全く別のオケのようになっていた。
細かいところを言い出すとキリが無いが、こなれたものではなく丁寧で見事としか言いようの無い演奏だった。
テンションだけではなく、チャイコフスキーの「音楽」を聞かせてくれた。ホルンのやクラリネットの美しいソロ。金管の美しいハーモニー。
久しぶりに帰ってきたワシリー・カンのトランペット。濃厚で重たい音で鳴り響く。これこそ聞きたかったロシアの音!
4楽章の最後のトランペットのテーマは、さぞかし豪快に吹き上げてくれるかと思いきや、ワシリーはお休みして、2番が有り得ない音量で吹きまくり。
まぁあのテーマを吹いたらその後はバテて死ぬ事は知っているが、そうくるか!!というものだ。
2人で吹くとしてもその前を休んで、テーマは吹いてその後また休みっていうのがロシアの定番だったのだけど・・・
まぁ解決方法はいろいろあるけど、面白かった。

アンコールの「花のワルツ」「トレパーク」は、美しい演奏だった。
やっぱり彼らは劇場のオケなのだよね。
こなれた演奏ではなく、完全に自分のものにした貫禄の「くるみ割り人形」であった。

さて毎回、彼らの演奏は、複数回聞くのだけど、今回の来日に限りこの所沢だけである。
なんせ先週のミュンヘンフィルに金を掛けすぎたから、チェコフィルも来るし金が回らないからである。
年明けは忙しいだろうから、オペラ本体は行けないだろうし、次聞くのはいつだろうか?
posted by CZ-Pivo at 23:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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