2008年06月27日

カール・リヒター

とても好きな音楽家である。

映像となっているロ短調ミサやブランデンブルグ協奏曲なんぞ、何度見ても飽きない。
それはバウマンやティボー演劇が素晴らしいというだけでない。神々しい演奏だ。

そんなリヒターがフランス国立放送フィルを指揮したとても珍しい「ドイツ・レクイエム」の映像がある。
録音すらしていないのに、お隣の国で客演している。それも若き日に!

これがともて信じられないくらい素晴らしい演奏なのだ。
管楽器は「いつもより気合入れてビブラート掛けてますわーい(嬉しい顔)」の勢いがある。
そういうと、とてもロマンティックな演奏を想像するかもしれないが、そうでもない。伝統的な演奏に聞こえるのが、リヒターの力であろう。
そしてドイツのオケではありえないトランペットのゴージャスなサウンド。宗教曲でトランペットがゴージャスぴかぴか(新しい)でないなんてありえない。
若造が来てきっちり演奏させられてフランスのお方は、さぞ窮屈だったかもしれないけどね。

でも出てくる音が良ければ良いんでねえのダッシュ(走り出すさま)

これのおまけ映像がまた面白い。
イッセルシュテット指揮フランス国立放送フィルで、ワーグナー。
「神々の黄昏」〜ラインへの旅
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲、愛の死
オケを見るにはこちらはより適している。
スタジオで収録したと思われるが、管楽器のソロをばっちり納めている。ワーグナーテューバが見えないのが残念だけど・・・・
ホルンは当然ビブラート掛けてのジークフリートコールパンチ

フランスのワーグナー?って思うかもしれないけど、ワーグナー自身フランスでも仕事をしている。パリで上演するために「タンホイザー」にバレエを挿入しているし。
ちなみに「神々の黄昏」のフランス初演の指揮はアルフレッド・コルトー。
意外と近そうな時代だと思うでしょ?20世紀の始めだけどね。
そしてルシアン・テーヴェをバイロイトに招こうとしたのは、クリュイタンス。
実現していたら有名なベームのリングでコールを吹くのが、ハンブルガーの小男でなくテーヴェだったかもしれないと思うと面白い。

妄想万歳手(チョキ)

リヒターのネタからかなり派生してしまった。
posted by CZ-Pivo at 21:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月23日

チェコの楽しみ方

今まで、6回チェコに行っている。
プラハの総滞在日数は60日くらいかな。
あとはブルノには3回行っている。

プラハの目ぼしい観光地はほとんど行きつくしているので、今や行きたいところだけ行く。
プラハ城から少し離れたペトシーン公園に向かう散歩道から眺めるプラハの街並みがとても好き。
観光客はあまり居なくて、地元の人達が犬を連れて歩いている。
プラハを案内する友達が、みなここは良いと言ってくれるくらい、素晴らしく絵になる風景である。

そしてヴィシェフラート。
墓地にはアンチェル、クーベリック、ドヴォルジャーク、スメタナをはじめとする芸術家が多く眠るため行かない理由はない。

あとは買い物。
中古レコード屋、CD屋、楽譜屋、古本屋。
レコードは安くて貴重なものがたくさん手に入る。
楽譜も面白い。

今のプラハは世界的観光地で、国を挙げて観光に力を入れているから、観光客向けのレストランがとても多い。
地元の人がたまるような安い店からしたら、2〜5倍の値段になる。
店員は英語が通じて、とても親切だけどなんとなくぎこちない。
もちろん美味しい店もあるけど、ちょっと肩が凝る。
普通の観光客はこういう店に行くのだろうから、店員以外にチェコ人はいない。

僕はそんな店にはほとんど行かない。
やはり地元の人が集まる飲み屋。
店先のメニューの値段を見て判断する。
500mlのビール1杯25コルナ(150円程度)程度なら、地元の人が多い店だと思われる。
そんな店に入ると、チェコ語のメニューしかない。でも適当に料理を注文したってどれも美味しい。
店員は良い意味でダラダラしている。片言の英語しか通じないけど、うちは美味しいだろ!と言わんばかりにとても親切。
店内は、昼間から地元の人達がビール片手に会話に夢中。
そんな店の端でのんびりとチェコビールとチェコ料理を楽しむのは、至福のときである。
ビール2杯と料理で、¥1000以下で納まる。
こんな店で観光客をみることは稀である。

そんな楽しみも午後4時くらいには切り上げて、ホテルに帰り昼寝。
そして夜は、オペラやコンサートに行く。

夜は、ホテルでスーパーで買い込んだチェコワイン(モラヴィアワイン)を飲む。
安くて美味しいワインが作られていることはほとんど知られて無い。

音楽、ビール、ワイン、そしてゆっくり流れる時間を楽しむのである。
posted by CZ-Pivo at 20:46| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

訃報

長年NHK交響楽団の首席ホルン奏者を務めた千葉馨さんが6月21日に亡くなりました。

個人的には、大学4年の時、ジュネスのオーディションを受けに行き
「君は下が向いているよ」
と仰り上吹きで受けに行ったのに2番ホルンで出演する事になったのがとても懐かしい思い出です。
その後はアドヴァイスを他所に上ばかり吹いておりますが・・・

「アフィニス夏の音楽祭」の記念オーケストラで、親方指揮のブラ1、ロストロ指揮チャイ5&プロコ5の演奏を思い出します。
ホルンの真後ろの席だったので、観察しまくり聞いておりました。

また1人、音楽界の巨人がこの世を去りました。

ご冥福をお祈りします。
posted by CZ-Pivo at 10:20| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

我らのマエストロ

かれこれ長い付き合いである我らのマエストロ:海老原光さんの演奏会を聞いてきた。

なんだかんだ言いつつも東京で、普通のプロオケを振る演奏会は初めてだと思う。

昨日(のことはまた後日書きます)、激辛坦々麺を食べお尻に火がつきそうな状況ではあるが・・・・

久しぶりにティアラ江東へ向かった。

こうして親愛なるマエストロの演奏会を聞くのは、なんだかとても緊張する。
去年のザグレブのマタチッチコンクールで3位になり、我が事のように嬉しかったが、演奏会を実際に聞けるのは特別な感情がある。

なんて個人的な感傷は差っ引いても、とても素敵な演奏会だった。
やりたいことがはっきりしているし、それをオケにきちんとプレゼンテーションし、引き出す。
当たり前だけど、とても難しい。

それよりもなによりも東欧の響きをシティフィルから引き出していたのが、素晴らしい。そして深い呼吸。
これが海老原さんの音楽である。
当たり前だけど全く手抜きも疎かなところもない。それにオケもちゃんと着いてくるのだから。

演奏会の後半になるとそんな個人的な感情もあり、熱いものがこみ上げてきた。

遅めのテンポの「ヴルタヴァ」は良かったなぁ
歌わせ方は見事だった。
とても熱い魂を感じた。

我らのマエストロはまた一つ、階段を登ったのかもしれない。
posted by CZ-Pivo at 21:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

なぜチェコか・・・

判りません。

初めてチェコ音楽を聞いたのは、たぶん「新世界」の2楽章。
学校の下校の音楽。

聞きたくて聞いたわけで無い。

その後は・・・・たぶんスラブ舞曲とかだと思う。
初めて買ったカセットテープ(懐かしい)が、ブラームスのハンガリー舞曲とスラブ舞曲が入っているものだった。
なぜかボスコフスキー指揮ロンドン響だった。
デッカだからこんな組み合わせも実現したのだろう。

そしてしょう6くらいの時に、ラジオから聞こえてきたマルチヌー「チェコ・ラプソディー」。

続いてクーベリック指揮チェコフィル「我が祖国」。
NHKの夜中の生中継をひっそりと見ていた。懐かしい・・・・
まだ中1のときだ。

中学生の時はバーンスタインばかり聞いていた。
マーラー、R.シュトラウスやら派手なものが好きだった。

しかしテレビで放送されたフェドセーエフ指揮モスクワ放送響のチャイ5とレスギンカ舞曲を聴いて、ロシア化する。

高校生になってホルンを吹き始めて、最初に買ったホルンのCDは、もちろんブヤノフスキーのベートーベンやアダージョとアレグロ。
その後、安いから買ったナクソスのティルシャル兄弟のコンチェルトを聴いて、衝撃を受けて方向転換。
でも高2で聞いたバウマンのグリエールやウェーバーのCDには驚いた。

そんな高校生の時に、コシュラー指揮群響でティルシャルさんがモーツァルトの4番をやったときには、オーチャードで聞いた。
あれは本当に衝撃的だった。
こんな美しいホルンがあったとは思ってもいなかった。
当たり前だけど、録音で聞くよりもずっと豊かな響き。

その後、ノイマン指揮チェコフィルのマーラーやらが晩年の録音が続々と発売され、出る度に買っていた。
そして高3には、チェコという方向性は完璧に確立されていたのだと思う。

当時は、アマティのトリプルホルンに筒型マウスピースを差し込んで吹いていた。
意識して無い(知らないから)が、思えば完全にティルシャルである。
教えに行った大学オケにそんな小僧がいたら怪しいから、普通は近寄りたくないよな。

ちなみにトランペットは、遊びで高校生の時から吹いていた。
大学に入っても同じで、暇さえあれば友達のラッパを奪っては、吹いていた。
ラッパの後輩に
「私より絶対上手だ」
と言われた事もある。

大学1年の時に、ヨゼフ・スークのリサイタルを聞いた。
サントリーホールでベートーベンばかり3曲。
最初の「春」でノックアウトだった。
アンコールは4曲。
本当に素晴らしいリサイタルだった。

大学2年で、チェコフィルを初めて生で聞いた。
まだティルシャル&ケイマル組が健在だった。
武蔵野文化で聞いた「我が祖国」。
2大巨頭の素晴らしい演奏にノックアウトだった。
そして「ケイマルってすげー」と思うのだった。

大学3年で、悪友を連れてチェコフィルの「巨人」を聞きに行く。
すでにチェコフィルの名誉団員となっていたティルシャルさんがいないので、ケイマルさんの独壇場だった。
それでもコバケンが指揮したのだけど、完全にノイマンの音がしていた。
終演後に、今を予感されるように池袋の天狗でしこたま飲んでいた。

大学4年。
シェフがアシュケナージとなり初来日。
マラ5やツァラだっていうから、張り切って行ったら我らのケイマルさんは他所の仕事があったため出演なし。
でもハリーシュが素晴らしい仕事をいていた。

1999年
コバケンが「我が祖国」、アシュケナージが「新世界」などで来日。
どちらもケイマルさんが頭を吹いていた。
「我が祖国」はDVDとなった。
「新世界」はアシュケナージがハリーシュを指名したのに、ケイマルさんは出場。圧倒的なパワーを見せ付けてくれた。

このころチェコフィルのホームページを作ったのかな?

2000年
初めてチェコ上陸。
ドヴォルジャークホールで聞いた響きは衝撃だった。
凄まじい音の響き。

しかしチェコが過ごしやすい国だとは思わなかった。
確かにビールは上手いが・・・・
チェコ語というわからん言葉。
英語で気さくに話してくれるトルコ料理屋(ようはケバブサンドを食べに)に何度も行ったのだった。

2001年
プラハに約1ヶ月滞在した←住んでいたとも言う。
1泊1000円の宿を見つけ、居心地が良かったからに他ならない。
連日チェコフィル、プラハ響、オペラを見てあるいた。
オクタヴィアレコードのご好意でチェコフィルのゲネプロ、レコーディングを聞かせてもらったり。
それでケイマルさんやティルシャルさんと知り合うことになる。
友達ができるとチェコが楽しくて仕方なくなる。
今にして思えば、どっぷり浸かる引き金になったのだろう。

ちなみに今もチェコ語はほとんど判らない。
「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
「おやすみなさい」
「ありあがとう」
「ビール飲みに行きませんか?」
「ビールをください」
「元気ですか?」
「1,2,3」
「英語でお願いします」
程度しか話せないけど、なんとかなる。
これで十分過ぎるかもしれないな。
もちろんもっと勉強した方が良いに決まっているけどね。

しかし、ガキのころから見渡すと、自然と今への導かれて来たように思う。
もちろん、好きになった理由は判らないけど、好きになったから、それを本気に知りたいと思ったからだろう。
だからそういう人が自然と回りに居た。
それを大いに利用させていただいた。
チェコフィルの録音に潜り込んだり・・・・そしてケイマルさんと知り合い、自然とビールを飲みに行く仲になっていた。

欲しいからと求めすぎずに、自分の意思を持っていると、それが必要なタイミングで何かが落ちてくる。全ては偶然かつ必然の出会いである。

それは人生そのものである。

これからも、のんびりチェコと人生を楽しみたいと思っている。

そんな楽しみ方は、またそのうち。
posted by CZ-Pivo at 22:19| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

フレンチ・ホルン

本物のフレンチホルン。いわゆるコル。
ピストンでC管上昇管があって、テーヴェが使用していたことで有名。

そんな楽器を吹こうと思ったことが無かった。
チェコのヴィブラートはフランス直輸入とされているから、そういう意味ではルーツのあるスタイルなのかもしれないけど。

しかしまぁ吹いてしまった訳だ。
あまりに普通に吹けてしまった・・・・
好き嫌いでなく、自分のスタイルにぴったりはまる楽器であった。
C管の倍音構成のお陰で、五線を通り越したGまでとても楽勝。
あはは。笑っちゃう。

ちゅうわけで久しぶりにテーヴェが吹くラヴェル「パヴァーヌ」を聞いている。
取り出したのは多分10年ぶりとかだろう。

まぁ美しいに決まっている。
高校生の時に初めて聞いて、びっくりしたのが懐かしい。

ナチュラルホルンといい、コルといい古いスタイルの楽器がとても僕の身体に合っている。
まったくどうしたものだ・・・・

やはりBシングルで吹くべきなのでは?という気持ちが強くなる。
3月にシューマンのチェロコンで2番を吹いて、セミダブルが2番ホルンで最高のパフォーマンスをしてくれることは良く判ったし・・・やはり前列左ばかり座る私としてはBシングルだな。
もちろんコルでも良いのだろうけど、そう簡単に使える状態の楽器が落ちていない。

古い楽器といえば、ウィンナホルン。
あれは駄目だろうと思っている。
でもウィンナ使ってもヴィブラートが掛かるのだろうな。どんな音になるか興味はある。

チェコとウィーンのスタイルに共通点があると、言うけれど未だに良く判らない。
でもウィーンにはチェコ人出身者が多く活躍している事実もある。
ウィーンフィルのトロンボーン:ガブリエル・マダスはかつてチェコフィルに居た。ペーター・シュミードルもチェコ生まれ。
ファゴットのトゥルノフスキーは、父がかのマルティ・トゥルノフスキー。
ウィーン響のコンマスもチェコ人。

ノイマンさんは、チェコフィルはウィーンフィルとの共通点があり
「チェコフィルが男性的で、ウィーンフィルは女性的だ」
という。

僕に言わせれば、どちらのオケも指揮者の言う事よりも、自分達のスタイルを優先し、違う場合は指揮者に抗議することが共通点だと思うが・・・・

そんなことよりも、無くなったパリ音楽院管弦楽団を久しぶりに聞いているが、とても個性的で「良い音」を持っていた。
posted by CZ-Pivo at 21:34| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

アレクサンドル・ラザレフ

とても好きな指揮者。

大振りな指揮姿ではあるが、とても緻密な音楽を作る。
日フィルの常任指揮者に就任するため、読響とは今回が最後の登場になる。

今回読響と3つのプログラムを指揮したが、昨日しか行けなかった・・・

最初のラフマニノフ「岩」。
CDはいろいろあるけど、正直なところどうでも良い曲であったが、とても良い曲に聞こえた。ラフマニノフらしいロマンティックな旋律が魅力だ。
続く、ラフマニノフ「パガニーニの主題による変奏曲」はピアノも素晴らしかった。
ピアノソロの部分は、普通なら小節の頭しか指揮しないのだけど、ラザレフは全ての拍を振る。美しい旋律だから、それだけ思い入れもあるのだろうけど、とても面白い。
後半は、ラザレフのやりたい放題で鳴らしまくりの「ローマの祭」。
重心が下にあり、「モスクワの祭」のような様相。
テンポを自在に動かし、タメを作る。
こういう強い個性のある指揮者は本当に面白い。

昨日しか聞けなかったことをとても後悔した。

終演後は、いつものように事務局方々と宴会。
金曜の夜もしこたま飲んだのに、昨日も良く飲んだ。
ゴルフバーなんてとこに初めて行った。
ご馳走になってしまった。

そういやラザレフは、去年の9月にチェコフィルに登場している。
アレンスキーのピアコン、チャイコフスキー組曲3番なんていうマニアックなプログラム。
どんな演奏になったのだろう。
posted by CZ-Pivo at 13:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

ドヴォルジャークの知らない響き

ドヴォルジャークの最初の交響曲「ズロニツェの鐘」は生前初演されなかった。
ゆえにドヴォルジャーク自身がその響きを知らない。
初演は1936年のこと。
出版されたのはもっと後。

この曲の初録音がノイマンのプラハ響との録音。その後もチェコフィルと2回録音している。よっぽど好きなのだろう。

ホルンのファンファーレに始まり、とてもボヘミアの薫り高き曲である。
その後の構成美なんてないけど、若き情熱に溢れる曲だと思う。
スコアを持っていないからなんとも言えないけど、かなり無茶なことが書いてありそうな気がする、50分近い大作である。

でもとても意外な事実がある。

チェコフィルが演奏会で取り上げた事が無い

チェコフィルの110周年記念誌にそのように書いてある。
もちろん録音のためには演奏している。

ちなみに2番ですら去年だかにマーツァルが取り上げたのが80年ぶりくらいのことである。

「ズロニツェ」は11歳からドヴォルジャークが小さい住んだ街。故郷ネラホゼベスから20キロほどである。
今も観光名所なんぞなくて、かつての家に記念館がある程度のところである。
交通手段はバスか電車であるが、とてつもなく不便である。
とても興味はあるが、どうしたらよいものかと思わせる不便さ。
別荘のあったウィソカーですら、プラハからバスを乗り継いで1時間半近く掛かる。電車とバスではもっと掛かる。

でもそういう不便なところこそ自力で到達した時の達成感は何物にも変え難い喜びがある。

さてどうするか・・・・
posted by CZ-Pivo at 22:03| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

ノイマンのマーラー

素晴らしいなんて改めて言う必要はないけど・・・・

スプラフォンの国内盤の旧全集が安かったから買ってみた。
もちろんスプラフォンの全集は箱で持っているけど、収録されている歌曲が若干国内盤が多いのが魅力。

江崎さんが録音したマーラーは本当に素晴らしく、僕にノイマンとマーラーの素晴らしさを教えてくれたものなので、愛して止まない演奏である。
演奏に参加した人からも、あの演奏は!と何度も聞かされてきたから、とても思い入れがある。

さて旧全集は、確かに素晴らしいけど新録音が全てを超越した音楽を聞かせてくれるため、素晴らしいのだけど・・・・と思っていた。
7と8番は除いて。

しかしこの箱を買って最初に6番を聞いてみた。自分の浅はかさを思い知るのである。
新録音でも素晴らしい演奏を聞かせてくれている彼らが若かりし日には、熱く燃え滾る演奏をしているのである。
ノイマンの寸分の狂いも無い指揮が目に浮かぶ。
3楽章のアルマのテーマで分厚い弦楽器が鳴り響くところなぞ涙が出てくる。

この全曲録音をするにあたりノイマンは、ケイマルさんとティルシャルさんを家に招き、西側で手に入れたとても貴重なショルティ指揮シカゴ響の5番のレコードを聞かせを2人にカセットテープに落として渡した。
ノイマンは2人に
「この演奏は我々のマーラーのスタイルではない。しかしオーケストラとしてこれほど完璧な演奏は無い。よろしく頼む。」
と話した。

先に家に呼ばれたのはティルシャルさん。
ケイマルさんに
「凄いものをノイマンに聞かされた」
と話したそうだ。

後から呼ばれたケイマルさんは、ノイマンから渡されたカセットを擦り切れるほど聞いたという。
ティルシャルさんがどうしたかは詳しく知らないけど・・・・

ということで、マーラーの故郷からとても素晴らしい録音が完成するのである。

マーラーが生まれたのは南ボヘミアのカリシュト。
カリシュトの生家は記念館になっている。
幼き日を南ボヘミアの中心都市:イフラヴァで過ごした。イフラヴァにはマーラー・ハウスがあり、カフェ・マーラーとなっている。
マーラーの別荘はケイマルさんの別荘のすぐ近く。
今もマーラーが過ごしたというプレートがあるが、普通に民家になっているため入れない。

マーラー自身、ユダヤ人として故郷がないことを嘆いていたが、生まれ故国のチェコは、今もマーラーを自国の作曲家として大切にしている。
なんとも不思議である。

最近、マーラーを聞いていなかったけど、ノイマンの全集をまとめて聞いてみよう。

今度の旅行でマーラーの地を訪ねるってのも悪くないな。
とても行きにくいけど・・・
posted by CZ-Pivo at 10:43| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

無事に終了

昨日、無事に演奏会が終了。

練習では淡々と指揮をする指揮者先生が本番では豹変?し、熱い指揮で引っ張ってくれたのがとてもよかった。
もう少しオケ全体が着いて行ったらもっと盛り上がったに違いない。

でも前半の「我が家」ドヴォコンはどことなくなんとなく全体に不安感が支配していたように思われ、それが見事に音に出ていた・・・
ソリスト先生に申し訳ない。とても素晴らしい演奏をしてくれたのに。アンコールの「鳥の歌」も今日いきなりやることになったのだけど、素晴らしい演奏だった。こういうのを舞台で聞いていられるのが嬉しい。

個人的には前半でポロポロ外してしまい凹んだが、後半で一気に取り返しにかかったため結果オーライ。
ドヴォ7の2楽章。クライマックスを完璧に決められた。
これはとても嬉しかった。
4楽章は1番ラッパが何時もに増して炸裂しまくったため、付いて行けず・・・・でも負けじと吹きまくりました。
でも弦楽器が分厚い響きを作っているため、たぶんあれくらい吹いても普通のバランスだったろうと思う。

何がともあれドヴォルジャークをまとめて取り上げる機会はほとんどないため、とても嬉しかった。
つい半年前に生家のあるネラホゼベスへ行った感動を改めて思い出した。
posted by CZ-Pivo at 18:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月31日

バーンスタインのドヴォ7

通販で注文していたので今朝10時前に届いた。

ほとんどCD化されずLPも1度くらいしか出て無いのではないのかな?
もちろんバーンスタイン唯一の録音。

昨夜カレル・シェイナの録音を聞いて改めてボヘミアの音演劇を感じた。

当たり前だけど全然違う。
バーンスタイン節炸裂。
テンポは揺らし放題。4楽章の最後のコラールまではもちろんスピードを加速。で一気にギアチェンジ。
当然ながらニューヨークフィルも完璧に付いていく。
こうして聞くと当たり前だけど、普通の交響曲である。
3楽章の弾けるリズム感も感覚は違うけど素晴らしい。
こんなこと言ったら怒られるだろうけど、バーンスタインらしい楽譜の読み込みは素晴らしい。
完璧に自分の物にしている。
晩年にやったらまた違う演奏だったろうけど。
でもイスラエルフィルとの「新世界」ほかは重厚過ぎて、別物に聞こえるけど。

それにしても1963年のニューヨークフィルは充実していると改めて思う(たまに駄目だけど)。
弦楽器はほんとうによく弾く。合わせようなんて気はあまりないだろうけどみんなちゃんと弾くから合っているような感じ。
我々も見習いたいものだ。

カップリングされた「売られた花嫁」序曲、ポルカ、フリアント、道化師の踊り、ヴルタヴァもバーンスタイン独特の感性で聞かせてくれる。勢いがあってとても面白い。
ノイマンさんに怒られそうなテンポではあるが、立派な演奏に拍手を送るに違いない。

明日ドヴォ7の本番だっていうのに、前日になってまた面白いものを聞かせてもらった。

今日の練習でようやくドヴォコンはようやくソロ合わせだ。
でもラッパは絡まないからどうってことないけどね。

さてノイマンのCDでも聞きながら練習に行くかな。
posted by CZ-Pivo at 10:52| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

チェコフィルのシューマン2

いつだかの書いたチェコフィルのシューマンを高いけど買った。
ポイントカードと引き換えに。支払いは小額。

だってシューマンだし、チェコフィルだし。
手許の資料によるとチェコフィルの記念すべき初録音。
レパートリーでないのだけど、何故か録音がない。
クーベリックはシューマンを得意として2回も交響曲全集を作っているのに。

チェコフィルの音色がとても面白くシューマンを輝かせる。
ドイツのオケから絶対に出ない音。
オーケストラのアンサンブルの精度が良いから、シューマンの書いた音がちゃんと聞こえる。
それにSACDで録音が良い。江崎さんとはまた違う色合い。
細部まできちんとバランスよく聞こえる。
重心を下にしたバランスなんだけど、チェコフィルがやるとどうしても下が強くならないのが面白い。響きの形が真っ直ぐというか、三角でなく円錐と言ったらよいのだろうか。
そんなシューマンってちょいと新鮮だ。

ロレンス・フォスターはこういう音を出す人だとは思わなかった。
たまにN響に来るけど、ほとんど聞いたこと無いから良く知らない。

ホルンが美しいなぁ
2楽章のオーボエと被るソロなんて最高だ。
もちろんその他木管もね。
シューマンはとても好きだし、僕のスタイルでやっているのでお気に入り録音になりそうだ。
早く3&4番も出て欲しい。
posted by CZ-Pivo at 23:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

ブルックナー交響曲第3番

招待券をもらったので、先週に引き続き都響を聞きに行く。
定時に出ては間に合わないので、少々フライングさせてもらった。

リスト ピアノ協奏曲第1番
ブルックナー 交響曲第3番
指揮:小泉和裕

小泉さんがブルックナーをやるというのはほぼ初めてではないのか?
良く判らないけど、去年だか大阪センチュリーでこの3番を取り上げて以来、都響、仙台フィルと続けて取り上げる。
どうも気に入ったみたい。
大阪センチュリーの友人から、小泉さんのブル3は良いから聞いてみるべし!と言われていたから、招待券ゲットはちょっと嬉しかった。

リストのピアコンはアリス=紗良・オット。
若いのになかなか豪快にリストを聞かせてくれた。
小泉さんの伴奏も良い演奏だった。

お目当ては後半のブルックナー。
ホルンソロはあまりにも普通すぎた。先週はポロポロ外していたけど、今週はそんなことはなかったけど。
ラッパの岡崎さんがなかなか良い仕事をしていた。
トロンボーンは東響から若狭さんがトラでご出演。このオケのベルが前向きの人達はとても豪快である。
定期会員だった学生の頃から、そう思っていたけど。とても素敵。
そして小泉さんのブルックナーは熱い。
特別なことは何もして無いけど、ロマンティックでどこかチャイコフスキーでも聞いているかのような錯覚に陥った。
なんて言うと熱心なブルックナー・マニアの方に怒られそうだ。
ティーレマンがロマンティックで豪快なのとは全く違う。
とても面白い演奏だった。
このスタイルだったら8番とかも面白そうだ。
客席もとても盛り上がっていた。

最近、N響に行くと毎回がっかりするけど、都響は何かと楽しませてくれる。
最近、あまり演奏会に行ってないけど(職場からして行きにくい)、また少し行く回数を増やしてみようかな。
でも出不精で面倒くさがりだから相変わらず行かないだろうな。

それより年末の旅行の計画を進めよっと。
posted by CZ-Pivo at 00:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

森の静けさ

ドヴォルジャークのチェロとオーケストラの作品で、今度やる。
でもラッパには出番が無いので、舞台にいるだけである。

ドヴォルジャークの作品目録を眺めていたら、オリジナルはピアノ連弾で「シュマヴァの森より」組曲の5曲目とあるので、CDを聞いてみた。
もちろん印象は違う。
とても美しい。
オケ版だとホルンが大活躍するからいつかはやりたいと思っている。
それよりこの組曲の6曲目が、いきなり交響曲第4番の3楽章のテーマと全く同じで驚いた。

などとモンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」を聞きながら書いている俺。
コルネットをエドワード・タールが吹いているけど、イマイチだ。
モダン楽器の演奏はやはりガーディナーが最高。
フィリップ・ジョーンズ以下金管が強力。合唱も素晴らしい。
やっぱりトランペットは格好よくなければならない。
ケイマルさんが
トランペット演劇はまず第1に音が大きくなくてはならない
と仰っている。

ちなみに「第2に美しい音」。
美しい音があれば、年齢を重ねて指が回らなくなっても音楽を聞かせる事ができると。

納得。

さー本番も近い事だし頑張ろっと。
posted by CZ-Pivo at 18:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

世界的ニート

指揮者であったリカルド・ムーティがついに定職に衝きます。
行き先は、噂の通りもちろんシカゴ。

いつまで自分探しの旅をしてりゃ気が済むのかと・・・

小澤が倒れてから、ウィーン国立歌劇場のレパートリー公演を人知れず?振ったり、30年振りだか?に古巣のフィルハーモニア管に登場しシューベルト「グレイト」(かよ!)をやったり、ニューヨークフィルでは無冠ながらも異例の回数打席に立つなど、世界的ニートの名を欲しいままにしてきたムーティだが、ここにきて収入の安定化を図るべくシカゴ響からのオファーを受けた模様。

やはりニートも世界中の名門オーケストラとの1度限りの労働派遣契約だけでは、生活が苦しかったのか?

んなことぁない(だろうね)

シカゴ響↓の音楽監督を引き受けたのは本当です。
http://www.cso.org
posted by CZ-Pivo at 21:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フルシャ

たまには書くかな。

それにしても寒かった。
滅多にやらない外回りしたから熱出してしまった。我ながら情け無いが、その前から調子悪かったからしゃあない。季節の変わり目に弱いのである。

さてさて
ヤクブ・フルシャ指揮都響を聞いてきた。
今まで新日フィルに何回か登場しているが、初めて聞くのである。
1981年チェコ生まれ。俺より若い世代のチェコの指揮者である。それでもすでにキャリアは、相当であり、次のシーズンからプラハフィルの音楽監督。チェコの地方のズリンにあるオケの音楽監督。
フランス国立放送フィルのアシスタントなんてこともしていた。
数年前のマタチッチコンクール3位。
すでにスプラフォンから3枚のCDを出している。
そのうち1枚は、去年だかレコ芸で紹介させていただいた(最近は仕事ありませんけど・・・・)

プログラムがまたチェコ人指揮者らしい。
スメタナ「売られた花嫁」序曲
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
プロコフィエフ 「ロミオとジュリエット」抜粋
このまま50年位前にアンチェル指揮チェコフィルで普通に定期演奏会が行われていそうだ。チェロはミロシュ・サドロで。

頭の「売られた花嫁」からしてやはりリズム感の鋭さを感じざるを得ない。的確な指示。一つ一つの動きにカウントがある。
う〜んと思っていた。
続くチェロコン。見事だった。もちろんソリストもね。ガブリエル・リプキンのソロは完璧を極める。でもそれを支える指揮者も素晴らしい。特に2楽章の深い呼吸は、もはや巨匠の領域ではないのか?
ただしホルンソロがいけてなかった・・・まもなく首席の地位を降りるらしいけどね。
でもそんな素晴らしいソリストは盛り上がりすぎて、3曲もオマケのアンコール。まだやり足りない風味であった。フルシャもオケ中に座って普通に聞いている。

ただここまでは、言うても小手調べのようなもので、プロコフィエフは完全に自分の物にした演奏だった。
決して派手に聞かせるのでなく、じっくり歌わせながら場面場面の移り変わり、情景を聞かせる。プロコフィエフなんて見せ掛けでなんとでもなるけど、そんなことは一切しない。恐るべし。
そして自分のやりたいことをやらせながらも、オケに預けるところはお任せの自動運転。
振り過ぎないし、余計なことはしない。だからこそちゃんとした音楽が出てくる。
約50分の抜粋であったが、これだけの演奏を聞かせてくれると思わなかった。37度と熱っぽい身体ではあったが、とても素晴らしい演奏に大満足である。
もちろんまだまだ未知数なところもあるだろうが、天才だと思わせるものがある。
舞台上で映えるし、オケに主張を伝える力はとても素晴らしいし、やっていることも文句が無い。
拍手が止まずにプロコフィエフのスコアを高く掲げるなんてパフォーマンスをしてしまうのだから。

ということで、もし仮にブラベッツにフルシャよりも指揮の才能があったとしても、絵的に映えないからチェコフィルのソロホルンに専念したらどうだと思うのは僕だけでないだろうよ。
残念だけど君はフルシャよりも指揮者としての才能も・・・
なんてことまで思った。

それにしてもあの国には、こういう才能がポッと現れるのだろうな。
侮り難い。
もう少し上の世代(僕と同じくらい)には、フィンランドで学んだトーマシ・ネトピルや、ヴァーレクの愛弟子であるヤン・クチェラとか。
やっぱり今もチェコとハンガリーはヨーロッパの音楽学校なんだろうな。
posted by CZ-Pivo at 21:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

駄目な連休の過ごし方

4連休。

初日。
午前中起きて、ラッパの練習に励む。
午後から1時間ほどお勉強の時間。
昼寝。
夕方に買い物に行き、酒を飲みながらダラダラする。

2日目。
朝からオケの合宿へ向かう。
こんな季節に河口湖へ行くなんて・・・・案の定電車はかなり混んでいた。最低である。
10時半くらいについて一日中合奏。
飯ととても長い休符の時間以外は午後10時までほとんど吹きまくり。
実質は休憩時間に吹きまくっただけである。
晩御飯にはさっそくビールを飲みながらの食事となる。

午後10時過ぎて金管は音出し禁止なのでさっそく飲み始める。
たぶん午前4時くらいまで・・・・
久しぶりに相当アフォになった。あんなにアフォになったのは何時以来だろうかというくらいだ。

3日目。
8時くらいに起きるがもちろん相当な二日酔いである。
朝ご飯を食べて9時半くらいにラッパの先輩と宿を出る。
近所にあった日帰り温泉に小一時間ほど楽しむ。
1番に入ったから空いていたが、帰る頃には大混雑。1番で大正解。
そして11時半くらいから早い昼食と称してさっそく風呂上りにビールを飲む。
1時前の電車に乗りさっそくビールを飲む。
我が家に着いたのは3時半くらい。
そしてもう1人合流して我が家で飲み会。
でも疲れて7時くらいに寝てしまった。
そして我が家で勝手に飲んでいた2人も9時前に帰宅。
そのまま寝る。

4日目
飲み疲れ。
吹き疲れ。
遊び疲れ。
そして現在に至る。
洗濯しないと着る物がなくなりそうだ・・・・

明日から社会復帰できるのであろうか??
posted by CZ-Pivo at 09:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

親方

親方朝比奈隆が亡くなってはや7年。
と思ったら生誕100年を迎える。
1908年生まれの名指揮者はカラヤンほかカイルベルト、アンチェル、そして朝比奈隆。

とても個性の強い指揮者がいるものだ。

実演で知っているのはもちろん朝比奈隆だけである。

アンチェルも長生きすれば聞けたのかと思うが・・・朝比奈さんが長生きしたのだと解釈するのが妥当であろうね。

実際に聞いたのはたぶん10回くらい。
初めて聞いたのは、N響の定期でベト4&7を取り上げたとき。まだ老巨匠がもてはやされることもなくお馴染みの指揮者だった頃。
N響定期で売り切れなった最晩年とは違い当日券が普通に買えて、もちろん学生席といえども余裕だった。
それでも熱心なファンが多かった。
でも親方の音楽は本当に素晴らしかった。
少年???の僕にはこんなにベートベンが素晴らしいと思わなかったくらい素晴らしかった。
それからどうしてもブルックナーを取り上げることが多かったので、聞いたのはブルックナーが多かった。
5、7、8、9番だね。
いまだにそんなに好きでない4番を聞かなかったのは、失敗だったと後悔している。あとはブラームスを聞いていないのがとても惜しいし、得意とした「悲愴」も聞いていないけどね・・・・

でも間違いなく親方の演奏でブルックナーに目覚めたのは事実。
とりわけ忘れられないのがサントリーホールでの都響との7番。
後方の2楽章の最後でオルガンのパイプが共鳴し3楽章が始められなかった(ついでに補聴器もハウリングしていたけどね)
それだけの音を都響から引き出したのだ。後にも先にもオルガンのパイプがあれだけ鳴ったのは聞いたことが無い。
神憑りとはまさにこのことだったのだろう。

親方がブルックナーが眠るザンクト・フローリアンで演奏した7番も、2楽章が終わると同時に教会の鐘が鳴り3楽章が始められなかった。偶然にもそんな演奏が録音されている。

そんなことを思いながら、久しぶりにその7番に耳を傾け1杯やっている。

チェコフィルも朝比奈さんを招聘しようとしていたらしいが、実現できなかったという。
そうしたらブル7か第9を聞いてみたかったな。
posted by CZ-Pivo at 23:34| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月01日

5月

あっという間に5月。
もう今年も1/3が終わった。
人生は、平均寿命で考えたらすでに1/3以上終わったと言ってもまだ50年は生きなければならない。希望は75歳でぽっくり逝くことだけど。

29日に部屋を片付けた。
特に楽譜の整理をしてみた。
いやはや我ながらいろいろなものがあるものだ。
スコアだけでも100冊近くあるだろうし・・・・ホルンの楽譜も大量だ。
コピー楽譜の山を整理していたら、昔やった曲がいろいろ出てきた。
懐かしいものが多い。汚くなっているし、邪魔だし捨てたいけど・・・捨てられないよね。
最近は控えめの音楽活動だけど、それにしてもいろいろな曲をやってきたなぁ

とは言え今年はもう2度目の本番がもう1ヶ月後に迫ってきた。
前回が3月末だからこんなに接近した演奏会って僕としてはとても久しぶりだ。
このまま行くと今年だけであと2回は出演してしまいそうだ。

そしてコピー楽譜の山がどんどん増えていくのだろうね。
posted by CZ-Pivo at 23:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月30日

ベヘロフカ

ベヘロフカ↓は言わずと知れた?チェコの薬用酒である。
http://www.becherovka.cz/

カルロヴィ・ヴァリの薬用酒で、13番目の温泉とも言われる。
チェコの湯治は温泉水を飲むことにある。
同様にベヘロフカを飲むのも同様に効用がある言われた。
そんなベヘロフカも誕生200年を迎えた。記念ボトルも発売された。もちろん我が家にはそんなボトルもあるが、まだ飲んでないから味の違いがあるのかは判らない。

しかしそんなベヘロフカも酒飲みにしてみりゃ単なる美味しい酒すぎないかもしれない。
若干のハーブ系の薬膳の味がして、あまくて美味しい。
かつて共産党がベヘロフカを潰すために役人を送り込むも、この役人が率先して生産工程を見直し国外へ輸出する大きな産業にしてしまったというから、面白い。

飲み方は、ストレートが基本だがアルコール度40%。
ストレートはやはり危険か・・・量によるけど。

そこで先に紹介したホームページにはカクテルが紹介されている。
トニックやコーラなどで割るというわけだ。

だからと言う訳でないけど、コーラで割ってみた。
美味しい→ゴクゴク飲めてしまう→飲みすぎ注意

カルロヴィ・ヴァリは「新世界」のチェコ初演をした地であり、カルロヴィ・ヴァリ交響楽団は若きノイマンが、そしてエリシュカがシェフを務めた。
湯治場としては、古くから親しまれワーグナー、リストなど数多くの作曲家がここを訪れている。
posted by CZ-Pivo at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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